年越し蕎麦
2006年 12月 21日
今年も残すこと僅かとなり、蕎麦屋を生業としている身で身辺何かと気忙しくなり
そろそろ仕入れから、仕込まで段取り踏む頃と成ってきた。
例年、大晦日には、お持ち帰りの年越し蕎麦を用意して、
日ごろご贔屓にしてもらっているお客様には、
御注文を戴いているのであるが、
ありがたい事に、ぼちぼちお声をかけて戴いている。
年越し蕎麦には庶民の願いが込められている。
まず、蕎麦は細く長い。
その姿に、家運や寿命を長く伸ばしたいと願う。
そして、蕎麦は切れやすい事から、年の終わりに
一年の嫌なことをさっぱり切ってしまうと言う。
蕎麦は日本の伝統食。
今日に到るまで、庶民に親しまれてきている数少ないたべものでは無いだろうか。
不老長寿の仁作そば。
食べて今年一年、無事に過ごせた事を感謝しつつ、
年の瀬を締めくくってほしいものです。
by yokoy30 | 2006-12-21 00:23 | 食と料理